2009-10-01から1ヶ月間の記事一覧

TTP拠点から

米同時テロ容疑者の旅券、タリバーン拠点で発見 (www.asahi.com 2009年10月31日12時17分) パキスタン軍が掃討作戦を進めている反政府武装勢力「パキスタン・タリバーン運動」(TTP)の拠点から、01年9月の米同時多発テロの共犯として指名手配されて…

冷泉家の手をすり抜けた「亡霊」

光源氏「軽薄な女だな」 写本・大沢本に新記述見つかる (www.asahi.com 2009年10月30日3時14分) 昨年、約80年ぶりに存在が確認された「源氏物語」の写本「大沢本」に、標準本と大きく異なる内容が2カ所あることが、伊井春樹・大阪大名誉教授の研究で明…

予報

Sさんが来週2日、お休みさせてほしいと言われて「飛び石連休」に気づく。ぼくも休みたいところだが、うっかり午前中に仕事を入れてしまった。午後から半休を取ろうかと計画中だが、1日から3日にかけて、大雨や強風、落雷など荒れ模様の天気だという。ただし…

over

今日は朝から夕方まで四谷でセミナーに参加。クライアントが数人来ていたので挨拶。

未来覇権

丸善にてジョージ・フリードマン『100年予測』(早川書房)を購入。2080年の危機とは? 100年予測―世界最強のインテリジェンス企業が示す未来覇権地図作者: ジョージフリードマン,George Friedman,櫻井祐子出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2009/10/09メディ…

John Coltrane / Every Time We Say Goodbye

仕事が終わって、帰路、中央線で聴くJohn Coltraneの『Ballards』。20代の頃は、その音色の甘さが苦手だったものだけれど、最近はほとんど毎晩聴いているかもしれない。 本曲はもう一つの名盤、『My Favorite Things』収録の2曲目。1961年、西ドイツ バーデ…

野中広務+辛淑玉 『差別と日本人』

1951年に26歳の若さで園部町議に当選して以来、同町長、京都府議、副知事を歴任した野中広務は「強運の男」でもあった。83年に58歳で国政に転じてからは、村山政権時に自治大臣、国家公安委員会委員長として初入閣を果たし、官房長官(98年=小渕政権)、自…

秦剛平 『美術で読み解く 新約聖書の真実』

(カバー画) レオナルド・ダ・ヴィンチ/受胎告知(部分) (口絵) ファン・デル・ウェイデン/受胎告知(1440頃) ドゥッチオ/最後の食事(1308-1311) カラヴァッジオ/キリストの埋葬(1602-03) ファン・エイク/最後の審判(1420-25) 「わたしはキ…

選書と配列

丸善で野中広務+辛淑玉『差別と日本人』(角川oneテーマ21)、Book 1stにてジョン・グレイ『わらの犬』(みすず書房)、鬼界彰夫『ウィトゲンシュタインはこう考えた』(講談社現代新書)を購入。 2010年は「国民読書年」ということで、気のせいか新聞など…

黒田清輝の『読書』を「読む」長田弘

本について、中断をかさねながら読むという経験から思い知ったことは、中断を楽しむことのできる本は間違いなくいい本だということだった。モンテーニュやゲルツェンを読む。それは中断を楽しみとして読むことだった。 (長田弘『悦ばしい読書 自分の時間で…

凍れる音楽

薬師寺・東塔、1世紀ぶり解体修理 来年から10年間 (www.asahi.com 2009年10月21日16時1分) 奈良・薬師寺の東塔(国宝)で来年から10年間かけて解体修理に入ることになり、21日、事前調査に使用する仮設の足場の建設が始まった。解体は明治期以来1…

「民族浄化」は食い止められるか

スーダン問題への積極関与を表明 米オバマ政権 (www.asahi.com 2009年10月19日23時26分) オバマ米大統領は19日、「世界最悪の人道危機」とも言われるダルフール紛争解決などのため、仲介に積極的に乗り出す方針を発表した。従来通りの経済制裁は続ける一…

ひつじ田の中にしだるる…

午前中、仕事の資料を買うついでに丸善で『芥川竜之介書簡集』(岩波文庫)、田原総一朗+佐藤優+宮台真司『日本流ファシズムのススメ。』(ぴあ)、文藝春秋12月臨時増刊号「『坂の上の雲』と司馬遼太郎」を購入。 午後、2,000円分の図書カードを貰ったの…

反証可能性

休日にしては珍しく午前中から起き出したので、軽い昼食を取った後、駅前の「書原」へ。探していた本が見つからないので、例によって新宿Book 1stまで足を伸ばす。 ジェイムズ・ジョイス『若い芸術家の肖像』(集英社)、石原千秋『読者はどこにいるのか』(…

伝説の「終わり」

2時過ぎに出社、テープ起こし。4時頃いったん抜けて、久しぶりに「文庫川村」へ。岩波文庫の古書を眺める。そのまま東京堂書店へ。何も買わず社に戻り、テープ起こしの続き。7時前には終了。 加藤和彦が自殺。

誤植

午後から都内で撮影と取材。5時過ぎには終了したので、直帰せず社に戻る。目からくる疲れが激しいので、テープ起こしは明日、午後からの休日出勤に回すことに。 丸善で立花隆+佐藤優『ぼくらの頭脳の鍛え方 必読の教養書400』(文春新書)を立ち読み。上杉…

島田裕巳 『教養としての日本宗教事件史』

新しくやって来た仏教と、それを迎え撃つ神道との対決――。本書16ページには、三輪山をご神体とする大神神社の大鳥居の写真が載っている。そもそも、ぼく自身が近年、奈良に強い憧憬を持つようになったのは、この明神鳥居の写真を雑誌か何かでたまたま見たの…

トッド来日

最近買った本(2009/10/10〜10/14) エマニュエル・トッド 『デモクラシー以後』 (藤原書店) 佐藤文隆 『アインシュタインの反乱と量子コンピュータ』 (京都大学学術出版会) 片山杜秀 『近代日本の右翼思想』 (講談社選書メチエ) 秦 剛平 『美術で読み…

J・G・バラード 『終着の浜辺』

アメリカ航空宇宙局(NASA)が、人類を宇宙船で月に送り込む「アポロ計画」を発表したのは1960年7月のこと。翌61年4月12日には、ユーリ・ガガーリンを乗せたソ連の宇宙飛行船ボストーク1号が、人類史上で初めて「有人宇宙飛行」を成功させる。そして8年後の6…

竹田青嗣 『ニーチェ入門』

人間はその欲望の本性(生への意志)によってさまざまな苦しみを作り出す存在だが、それにもかかわらずこの欲望以外には人間の生の理由はありえない(p.42)という「ディオニュソス的」生の是認。「キリスト教の人間観の本質は『ニヒリズム』にほかならない…

ラサのポタラ宮歴史地区

18時からTBSで「THE世界遺産〜ラサのポタラ宮歴史地区」を観る。カメラはポタラ宮の中に入り、ジョカンを時計回りに巡る巡礼たちとともに、本尊「聖釈迦牟尼像」を目指す。 チベット関連の映像では、ブラッド・ピット主演の政治的映画『Seven Years in Tibet…

偏狭さに抗するために

子路曰く、願わくは子の志を聞かん。子曰く、老者はこれを安んじ、朋友はこれを信じ、少者はこれを懐けん。(論語 公冶長第五の二十六) (子路が孔子に、先生の志を尋ねた。孔子曰く、「年長者から安心され、友人には信頼され、年少者からは慕われる人物に…

忘れものとしての「訴訟」

丸善でコンラッド『闇の奥』(光文社古典新訳文庫)、ジョルジュ・バタイユ『純然たる幸福』(ちくま学芸文庫)、丸山真男『日本の思想』(岩波新書)を、Book 1stでロベルト・エスポジト『近代政治の脱構築』(講談社選書メチエ)、島田裕巳『教養としての…

秘密警察/越境/亡命

ノーベル文学賞、ドイツのヘルタ・ミュラー氏に (www.asahi.com 2009年10月8日20時30分) スウェーデン・アカデミーは8日、09年のノーベル文学賞を、ルーマニア生まれのドイツ人女性作家ヘルタ・ミュラー氏(56)に授与する、と発表した。 同アカデミ…

台風と9.11

最強クラスの勢力で上陸か 台風18号 (www.asahi.com 2009年10月7日17時33分) 気象庁によると、台風18号はほとんど勢力が衰えないまま上陸し、列島を縦断するおそれが強い。予想される上陸時の中心気圧は945〜950ヘクトパスカル、中心付近の最大…

テロメアの「長さ」

ノーベル医学生理学賞に米国人3氏 細胞の老化を研究 (www.asahi.com 2009年10月5日20時50分) スウェーデンのカロリンスカ医科大は5日、今年のノーベル医学生理学賞を、米カリフォルニア大サンフランシスコ校のエリザベス・ブラックバーン教授(60)、…

文学は世界のダイナミズムを追体験するか

ETV特集「池澤夏樹の世界文学ワンダーランド」を観る。 文学は今の世界をどう説明しているのか―― 追体験することで、今の世界を動かすダイナミックな力に触れる ・ジーン・リース『サルガッソーの広い海』(ドミニカ) 第2次世界大戦後、独立した旧植民地か…

M・C

バラード『終着の浜辺』より、「ゲームの終わり」「識閾下の人間像」「ゴダード氏最後の世界」ほかを読んで過ごす。 夜、ETV特集「“斜陽”への旅〜太宰治と太田静子の真実〜」。 足柄下郡下曾我村「雄山荘」と五所川原市金木町「斜陽館」 M・C(マイ・チェホ…

中秋の名月

――月月に月見る月は多けれど月見る月はこの月の月 48回目の誕生日を迎えた今日は「中秋の名月」。近所の稲荷神社で秋祭り。

The Terminal Beach

Book 1stにて、Sさんお勧めのJ・G・バラード『終着の浜辺』(創元SF文庫)を購入。松岡正剛は、バラードの『時の声』を紹介した「千夜千冊」中で、「学生時代やそのあとの数年は(本の)カバーをすぐにはずしてしまうクセがあった。」と述懐しているが、それ…