MOVIE

「松竹ヌーベルバーグ」の旗手 墜つ

愛とタブーに切り込む 大島渚さん (www.asahi.com 2013年01月16日) 15日亡くなった大島渚さんは、松竹に入ってすぐ、小津安二郎監督ら巨匠の泰然とした作風に反旗を翻した。同世代の吉田喜重さんらと現実社会に切り込み、ラジカルな作品群を生む。以来、…

最後の上映

発祥の地からも… 浅草の3映画館が老朽化で閉館 (www.asahi.com 2012年10月22日01時04分) 映画館発祥の地、東京・浅草から映画館の灯が消えた。松竹の子会社「中映」が運営していた3館が21日、建物の老朽化に伴って閉館。最終日は常連客らに見守られ、…

荒川アンダーザブリッジ

La Conquête

その名も「征服」 サルコジ氏描いた映画、仏で上映中 (www.asahi.com 2011年6月2日19時41分) フランスのサルコジ大統領が国家権力の頂点に上りつめるまでの軌跡を描いた映画「ラコンケット(征服)」が大きな話題を呼んでいる。現職大統領を主人公に据えた…

甦る三島由紀夫の美しき世界と夢

三島由紀夫を【観る】 史上最大規模の三島映画祭 全23本一挙公開! 5/14(土)〜6/3(金) 角川シネマ有楽町 三島由紀夫の小説は、観念的であり極めて文学的であることから、映像化は困難であるとされるが、戦後の映画各社は、競うように三島作品を映画化さ…

ポランスキーの復権

ポランスキー氏に監督賞 仏映画セザール賞 (www.asahi.com 2011年2月26日21時5分) フランス映画の年間優秀作品を選ぶセザール賞の授賞式が25日、パリであり、米国で少女と性的関係を持ったとして国際手配され、スイスで軟禁状態に置かれた後に昨年釈放さ…

ジャン=リュック・ゴダール 『気狂いピエロ』 (1965)

この映画の中では殺人さえもがパロディーに過ぎない 僕らは夢でできている 夢は僕らが作った そう 美しい 夢や言葉や死は美しい 愛する人よ 人生は美しい 人生は ―あなたは自分が分かってないのよ ―そうさ 僕は地中海の水平線に向けた大きな疑問符だ ヴェト…

Tarkovsky, Nostalghia (1983)

1986年12月29日、アンドレイ・タルコフスキー、パリに客死。

気難しがり屋なオスカー

アカデミー作品賞・監督賞に「ハート・ロッカー」 (www.asahi.com 2010年3月8日14時5分) 第82回米アカデミー賞の授賞式が7日、ロサンゼルス・ハリウッドのコダックシアターで開かれ、9部門で候補作に挙がっていた「ハート・ロッカー」が作品賞、監督賞…

The Ghost Writer

ポランスキー監督新作、ベルリン映画祭に 本人は拘束中 (www.asahi.com 2010年2月13日20時38分) 「戦場のピアニスト」のロマン・ポランスキー監督の新作「ゴーストライター」が12日、第60回ベルリン国際映画祭のコンペティション部門で公式上映された…

83年ぶりに蘇った『メトロポリス』

SFの傑作「メトロポリス」、ベルリン映画祭で復活 (www.asahi.com 2010年2月13日10時39分) 東西ドイツ分断の象徴だったベルリン・ブランデンブルク門が12日夜(日本時間13日未明)、巨大な野外映画館に生まれ変わった。開催中のベルリン国際映画祭が…

ロン・ハワード 『天使と悪魔』

冬休みということで、ダン・ブラウン原作の同名映画DVDを借りて観る。5月15日の世界同時公開前後に、CERNで実際に反物質の研究に携わっている早野龍五がマスコミにコメントを寄せるなど(「現在の技術で、映画にでてくる4分の1グラムの反水素原子を作ろうと…

マーティン・スコセッシ 『タクシー・ドライバー』(1976)

「キネマ旬報」が11月20日に「映画史上のベスト10」を発表した。日本映画の1位は小津安二郎「東京物語」で、以下(2)「七人の侍」(3)「浮雲」(4)「幕末太陽伝」(5)「仁義なき戦い」(6)「二十四の瞳」(7)「羅生門」「丹下左膳余話 百万両の壺」「太陽を盗んだ…

ラサのポタラ宮歴史地区

18時からTBSで「THE世界遺産〜ラサのポタラ宮歴史地区」を観る。カメラはポタラ宮の中に入り、ジョカンを時計回りに巡る巡礼たちとともに、本尊「聖釈迦牟尼像」を目指す。 チベット関連の映像では、ブラッド・ピット主演の政治的映画『Seven Years in Tibet…

神におびえるエピキュリアン

「ヴィヨンの妻」に最優秀監督賞 モントリオール映画祭 (www.asahi.com 2009年9月8日10時22分) カナダ・モントリオールで7日まで開かれていた第33回モントリオール世界映画祭で、根岸吉太郎監督、松たか子さん、浅野忠信さん主演の「ヴィヨンの妻」が最…

神の御業、果てしなく永い宇宙時間、そして人類

バチカン舞台の映画「天使と悪魔」 宗教と科学 緊張なお (2009年6月16日付 朝日新聞 文化面) (抄録) 全国公開中の映画「天使と悪魔」は、世界10億人のカトリック信徒をたばねるバチカン(ローマ法王庁)が、何者かの攻撃にさらされる話だ。娯楽作品とは…

曽根幸子+滝本誠 『アート系映画 徹底攻略』

ホテルで会った女性に「去年、共に発つと約束したはず」と迫る男、記憶にないと拒絶する女、二人を見つめる女の夫(?)。彼らの名も明らかにされず、物語としての起承転結もなく(この映画は時間に沿って伸びてゆくのでなく、時間の曖昧なそれ自身の内へ螺…

ルイ・マル 『鬼火』(1963)

Louis Malle LE FEU FOLLET 監督・脚本 ルイ・マル 原作 ピエール・ドリュー・ラ・ロシェル モーリス・ロネ(アラン・ルロワ) レナ・スケルラ(リディア) ベルナール・ノエル(デュブール) アレクサンドラ・スチュアルト(ソランジュ) ジャンヌ・モロー…