選書と配列

 丸善野中広務辛淑玉『差別と日本人』(角川oneテーマ21)、Book 1stにてジョン・グレイ『わらの犬』(みすず書房)、鬼界彰夫ウィトゲンシュタインはこう考えた』(講談社現代新書)を購入。
 
 2010年は「国民読書年」ということで、気のせいか新聞などメディアで読書に関する記事をよく目にする。朝日夕刊に、本日オープンしたばかりの丸善丸の内本店4階「松丸本舗」の紹介が。「千夜千冊」の著書・松岡正剛プロデュースの“書店内書店”だ。「ジャンルや形態、著者別での陳列を離れ、本が持つ世界の広がりを感じさせる独創的な選書と陳列が特徴だ。らせん状に並ぶ書棚の内側は、千夜千冊の掲載本を軸に2万冊の書籍や雑誌、マンガなどが独自の分類で関係づけられて並ぶ」。
 
 棚差しの構成をどのように配列するか、平積みのローテーションは万全か、など、書店員のセンスは本屋の生命線だ。よくレイアウトされた本屋では、同じ本でも実に瑞々しく、おいしそうに映り、思わず購入しないではいられなくなる。仕事の疲れが吹き飛ぶひとときだ。
 
セイゴウちゃんねる
http://www.eel.co.jp/seigowchannel/archives/2009/10/news_55.html
 
丸善インフォメーション
http://www.maruzen.co.jp/Blog/Blog/maruzen02/P/8515.aspx
 

わらの犬――地球に君臨する人間

わらの犬――地球に君臨する人間