2009-05-01から1ヶ月間の記事一覧

破壊行為と哄笑

「占領した、感覚まひした」 元イスラエル兵が告白 (www.asahi.com 2009年5月31日0時37分) イスラエル兵によるパレスチナ自治区での市民への略奪や虐待の実態を証言する、元イスラエル兵らでつくるNGO「沈黙を破る」のメンバーの1人、ノアム・ハユット…

ワードプロセッサー

夕刻、スーパーに行くと、久しぶりに使い捨てマスクが何セットか売られているのに気づく。この1週間、電車に乗っていても、マスクをしている乗客の姿はほとんど見当たらなくなっていた。たぶんマスクをしたくても、どこにも売っていなかったからだろう。半面…

箸墓を見よ

奈良・箸墓古墳築造、卑弥呼の死亡時期と合致 歴博測定 (www.asahi.com 2009年5月29日3時5分) 古墳時代の始まりとされる箸墓古墳(奈良県桜井市)が築造されたのは240〜260年という研究を国立歴史民俗博物館(歴博、千葉県佐倉市)がまとめた。放射…

高田明典 『難解な本を読む技術』

「わかる」ということ 難解な本を読む技術 (光文社新書)作者: 高田明典出版社/メーカー: 光文社発売日: 2009/05/15メディア: 新書購入: 9人 クリック: 83回この商品を含むブログ (40件) を見る

Question Mark

最近買った本(2009/05/18〜05/27) 熊野純彦 『現代哲学の名著 20世紀の20冊』 (中公新書) 岡田温司 『キリストの身体』 (中公新書) 猪木武徳 『戦後世界経済史』 (中公新書) 亀山郁夫 『罪と罰ノート』 (平凡社新書) 村上春樹 『1Q84 (全2巻)』 …

北朝鮮が核実験

北朝鮮「地下核実験に成功」 06年10月以来2度目 (www.asahi.com 2009年5月25日13時36分) 北朝鮮は25日午前、「自衛的核抑止力を強化するための措置の一環として、25日に地下核実験を成功裏に実施した」と発表した。朝鮮中央通信が伝えた。北朝鮮…

野矢茂樹 『哲学の謎』

今を遡ること13年前の1996年1月に上梓された本だが、池谷裕二『単純な脳、複雑な「私」』を読み終わった後でページを開くと、理解しやすいかもしれない。眼の前に満ちていながら、なおかつ不可視な哲学の「謎」――。これを解き明かすべく、「私」と「私」の対…

Jaco Pastorius / A Portrait Of Tracy

ウェザー・リポートを脱退したジャコは、ビッグ・バンド『ワード・オブ・マウス』を結成。82年には待望の来日も果たすが、87年9月、泥酔状態のまま地元のクラブ・ハウスに乱入しようとしてガードマンに取り押さえられ、脳を強く殴打され意識不明の重体に。そ…

池谷裕二 『単純な脳、複雑な「私」』

「脳の中身が変わっても、前と同じ僕だと言えるのでしょうか?」 これはTVドラマ『MR.BRAIN』第1話の最終盤で、木村拓哉扮する主人公・九十九龍介が脳外科医に語りかけた台詞。いまや「脳科学ブーム」は小説や映画、クイズ、ゲーム(脳トレ)などエンターテイ…

阿修羅の杜へ

会社のみんなと仕事帰りに阿修羅展へ。6時過ぎに会社を出て、東京国立博物館に着いたのが6:30頃。その時点で「40分待ち」の看板が出ていたが、実際には20分少々で館内(平成館)に入ることができた。 エスカレーターで2階へ上がって第1会場へ。ガラスケース…

万人が訴訟する未来

裁判員制度スタート、7月にも初の裁判員裁判 (www.asahi.com 2009年5月21日15時4分) 市民が刑事裁判に加わる裁判員制度が21日、施行された。同日以降に起訴された重大事件が対象で、初めての裁判員裁判は7月下旬ごろに行われる見通し。各種の世論調査…

旅行パック

6月初旬に予定している旅行パックの領収書が届く。 姪の結婚式に出席するため、前日、奈良で1泊、明日香村まで足を伸ばし、翌日は式が終わった後、香具山や大神神社の方にでも寄ろうかと考えている。ただ、気がかりなのが新型インフルエンザだ。 ここ数日、…

四半世紀ぶりの祝砲

スリランカ内戦 大統領が勝利宣言 コロンボで祝砲も (www.asahi.com 2009年5月19日13時39分) スリランカのラジャパクサ大統領は19日午前(日本時間同日午後)、議会で演説し、「全土はテロから解放された」と述べ、反政府武装勢力タミル・イーラム解放の…

天野郁夫 『大学改革の社会学』

1 変貌する大学像 2 政策と改革の展開 3 法人化と大学院改革 4 教員・評価・法学教育 5 学力・選抜・教養教育 6 改革の周縁 [高等教育シリーズ] 大学改革の社会学 (高等教育シリーズ)作者: 天野郁夫出版社/メーカー: 玉川大学出版部発売日: 2006/03/01メディ…

「閉じている本」と「開いている本」

最近買った本(2009/05/10〜05/17) 福田歓一 『デモクラシーと国民国家』 (岩波現代文庫) 亀山郁夫 『終末と革命のロシア・ルネサンス』 (岩波現代文庫) ジョン・ケージ 『ジョン・ケージ 著作選』 (ちくま学芸文庫) 仲正昌樹 『今こそアーレントを読…

大学に成果主義はなじむのか?

大学への予算配分に成果主義 財務省、研究実績など重視 (www.asahhi.com 2009年5月15日23時35分) 財務省は、大学への予算配分の際、学生や教員数などの「規模優先」を改め、学生の学力向上や研究業績などの結果を重視する方向で検討に入った。学生の学力低…

松浦寿輝 『あやめ 鰈 ひかがみ』

ここには、今からそう遠い過去でもないある年の暮れの東京で、一夜のうちに起こった三つの出来事が語られている。年齢も境遇もばらばらの三人の男がある不思議な「幸福」感に到達するまでを描いた、三つの物語と言ってもよい。 「あやめ」と「鰈」と「ひかが…

代表的ロシア人

気になる「自画像」 ロシアは変わるか・2頭体制1年 イメチェン戦略 (2009年5月14日付朝日新聞 国際面) ロシアのイメージは東西冷戦終結から20年の今もソ連を引きずり、強権的な色彩を帯びる。だが、国内では違う。内と外とで異なる自画像。ロシアはそれを…

コルビュジエのいる風景

ART

国立西洋美術館、世界遺産の「登録延期」勧告 (www.asahi.com 2009年5月12日9時26分) フランス人建築家ル・コルビュジエ(1887〜1965)が手がけた東京・上野の国立西洋美術館など6カ国、22カ所の建築群「ル・コルビュジエの建築と都市計画」に…

宮台真司 『教育をめぐる虚構と真実』

教育とは、意図するとしないとにかかわらず、常にすでに「全体主義的リベラリズム」と表裏一体だ。「全体主義的リベラリズム」とは、社会的全体性の観点からソレをよしとするリベラルなパターナリズムをいう。「ゆえに」教育は常にすでに誤謬に見舞われてい…

「神の子」を見よ

カースト最底辺から首相をねらう「女帝」 インド総選挙 (www.asahi.com 2009年5月11日8時15分) 「インド4千年の歴史で初めてダリット(被差別民)の支配者が誕生するのか」。ある有力紙はこんな見出しで特集を組んだ。16日に開票されるインド総選挙で大…

むき出しのメリトクラシー

図書館から貸出中の本 H・カルディコット+C・アイゼンドラス 『宇宙開発戦争 ―〈ミサイル防衛〉と〈宇宙ビジネス〉の最前線―』 (作品社) 本田由紀 『多元化する「能力」と日本社会 ―ハイパー・メリトクラシー化のなかで―』 (NTT出版) 天野郁夫 『大学改…

絶対無と絶対現在

最近買った本(2009/04/28〜05/09) ヨッヘン・フォン・ラング編 『アイヒマン調書』 (岩波書店) 笠井潔 『例外社会』 (朝日新聞出版) 池谷裕二 『単純な脳、複雑な「私」』 (朝日出版社) 宮台真司ほか 『教育をめぐる虚構と真実』 (春秋社) 竹村牧…

アンダーライン

元の持ち主どんな人 書き込み残る古本「痕跡本」が人気 (www.asahi.com 2009年5月7日3時8分) 書き込みが残る古本を「痕跡本」として売っている古書店がある。愛知県犬山市薬師町のアートスペース、キワマリ荘に昨年開店した「五つ葉文庫」。普通なら嫌われ…

F・スコット・フィッツジェラルド 『グレート・ギャツビー』

フィッツジェラルド(1896-1940)は、その作品よりも生涯に及ぶ悲惨さ――神々しいまでの美貌を備えながら、常軌を逸した浪費癖をもち、後年には精神に異常を来すことになる妻・ゼルダとの結婚生活、あるいは生涯彼を悩ませた金銭トラブルとアルコール依存症――…

松岡正剛 『空海の夢』

明恵上人『夢記』 高雄山寺 空海ほどエラン・ヴィタル(生命の飛躍)を日本において主唱した思想家はいなかった。『理趣経』はエラン・ヴィタルの宝庫であった。そしてまたそれゆえに空海は死の哲学にも長けていた。(…)けれども、そのような生死の哲学の背…

Karl Heinrich Marx

1818年5月5日、カール・マルクス誕生。 「ヘーゲルはどこかで、すべて世界史上の大事件と大人物はいわば二度現われる、と言っている。ただ彼は一度は悲劇として、二度目は茶番として、とつけくわえるのを忘れた」(『ルイ・ボナパルトのブリュメール18日』)

starting salary

GW 後半は世界史、西洋哲学史 松岡正剛 『空海の夢』 半藤一利 『幕末史』 午後、Paul Smithでプレゼント用のネクタイ買う。 夜、しょうが初任給で焼き鳥、釜飯ごちそうしてくれる。

新緑

5月2日、忌野清志郎、永眠。 午前中は図書館でアラン・ブルーム『アメリカン・マインドの終焉』(みすず書房)、阿部謹也『大学論』(日本エディタースクール出版部)、長尾十三二『西洋教育史』(東京大学出版会)ほかを借りる。 午後から新宿御苑へ。

小室直樹 『日本人のための憲法原論』

第1章 日本国憲法は死んでいる 第2章 誰のために憲法はある 第3章 すべては議会から始まった 第4章 民主主義は神様が作った!? 第5章 民主主義と資本主義は双子だった 第6章 はじめに契約ありき 第7章 「民主主義のルール」とは 第8章 「憲法の敵」は、ここに…