2011-12-01から1ヶ月間の記事一覧

古事記編纂1300年

編纂1300年、古事記は新たな観光資源 奈良など計画 (www.asahi.com 2011年12月31日15時0分) 日本最古の歴史書「古事記」が編纂されてから、2012年でちょうど1300年を迎える。観光PRの新たな切り口にと、ゆかりの奈良、島根、鳥取各県は、シ…

亀山訳「悪霊」完結

Book 1stにてプルースト『失われた時を求めて 3』(岩波文庫)、ドストエフスキー『悪霊 3』(光文社古典新薬文庫)、外山滋比古『「読み」の整理学』(ちくま文庫)を購入。 悪霊〈3〉 (光文社古典新訳文庫)作者: フョードル・ミハイロヴィチドストエフスキ…

島田裕巳 『神も仏も大好きな日本人』

秋風や囲いもなしに興福寺 子規 かつて大和国の大部分、つまりは現在の奈良県全域を所有するほどの隆盛を誇り、「鎌倉幕府も室町幕府もそこに守護をおくことさえできなかった」興福寺は、1868年3月28日に発せられた神仏分離令とそれに伴う廃仏毀釈、そして71…

解体される東塔

薬師寺東塔、そーっと素屋根で覆う 1世紀ぶり修理へ (www.asahi.com 2011年12月27日19時38分) 奈良市の薬師寺で27日、明治以来約1世紀ぶりの解体修理が始まる東塔(国宝)を素屋根で覆う作業が始まった。来年2月中には塔がすっぽり覆われる見込みだ。…

走る作家

村上春樹さんがテレビCMの原稿執筆 箱根駅伝で放送へ (www.asahi.com 2011年12月27日23時15分) 作家の村上春樹さんが、来月2、3日にある箱根駅伝のために、初めてテレビCMのナレーション原稿を書いた。サッポロビールの企業広告として2日間限定で放…

仮借しない態度を折に触れつつ

Book 1stにて斎藤茂吉『万葉秀歌(上)(下)』、秋山虔『源氏物語』(岩波新書)を購入。 万葉秀歌〈上巻〉 (岩波新書)作者: 斎藤茂吉出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 1968/11/20メディア: 新書購入: 2人 クリック: 5回この商品を含むブログ (23件) を見る

謎の祝日

4月4日に何起きる? 北朝鮮カレンダーに謎の祝日登場 (www.asahi.com 2011年12月25日5時0分) 北朝鮮の2012年のカレンダーにこれまでなかった祝日が登場し、何の日なのか関心を集めている。4月4日が祝日を示す赤い字で印刷されているが、ほかの日に…

吉見俊哉 『大学とは何か』

「今日、大学はかつてない困難な時代にある」と著者は指摘する。しかし、恐らくその「困難」の本当の“困難さ”とは、大学が直面する危機の「本質」が、マスメディアをはじめ、今の時代にほとんど「理解され得ない」という点にこそあるのではないか。グローバ…

民主党とはいったい何だったのか

八ツ場ダムの建設再開決定 民主マニフェスト総崩れ (www.asahi.com 2011年12月22日23時30分) 前田武志国土交通相は22日、八ツ場(やんば)ダム(群馬県長野原町)の建設再開を表明した。2012年度予算案に、凍結していたダム本体工事費を計上する。地…

悲劇の朝

バグダッドで連続テロ、死者60人超 6カ所で同時爆発 (www.asahi.com 2011年12月22日22時59分) イラクの首都バグダッドで22日朝、少なくとも6カ所でほぼ同時に爆弾が爆発、60人以上が死亡、約180人が負傷した。2003年のイラク戦争から駐留を…

前例のない40年

福島第一、40年後には廃炉完了 政府・東電が工程表 (www.asahi.com 2011年12月21日23時0分) 政府と東京電力は21日、福島第一原発1〜4号機の廃炉に向けた工程表を発表した。2年以内に使用済み燃料プールの燃料取り出しに着手、20〜25年後までに…

巨人の経済思想

Book 1stにて松原隆一郎『ケインズとハイエク』(講談社現代新書)、島田裕巳『神も仏も大好きな日本人』(ちくま新書)、森戸幸次『中東和平構想の現実』(平凡社新書)、マーカス・チャウン『量子論で宇宙がわかる』(集英社新書)を購入。 ケインズとハイ…

金正日総書記死去

北朝鮮の金正日総書記死去 視察に向かう途中 (www.asahi.com 2011年12月19日15時2分) 朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の最高指導者、金正日総書記が17日朝、急死した。69歳だった。朝鮮中央テレビが19日正午、特別放送で伝えた。同時に、三男の正…

谷崎と荷風

谷崎潤一郎、「細雪」の批評を懇請 荷風への手紙で (www.asahi.com 2011年12月18日16時10分) 小説家の谷崎潤一郎(1886〜1965)が、長編小説「細雪」の批評を頼む手紙を、師と仰ぐ永井荷風(1879〜1959)に送っていたことが分かった。愛知…

世界観の変革としての科学革命

Book 1stにてトーマス・クーン『科学革命の構造』(みすず書房)、神崎繁+熊野純彦+鈴木泉『西洋哲学史2 「知」の変貌・「信」の階梯』(講談社選書メチエ)、西岡文彦『簡単すぎる名画鑑賞術』(ちくま文庫)、丸谷才一『文学のレッスン』(新潮社)を購…

これで終わったわけではない

首相、原発事故の収束を宣言 ステップ2終了を確認 (www.asahi.com 2011年12月16日20時38分) 野田政権は16日の原子力災害対策本部で、東京電力福島第一原発の事故収束に向けた工程表ステップ2(冷温停止状態の達成)の終了を確認した。野田佳彦首相は記…

ももつたう磐余の池に

日本書紀登場、幻の池の堤跡か 奈良・橿原に遺構 (www.asahi.com 2011年12月15日19時58分) 「日本書紀」や「万葉集」に登場する古代の人工池「磐余池」の推定地とされる奈良県橿原市東池尻町で、池の堤とみられる跡が見つかった、と市教委が15日発表した…

質量の誕生

ヒッグス粒子「存在の兆候つかむ」 欧州研究機関が発表 (www.asahi.com 2011年12月14日0時11分) 欧州合同原子核研究機関(CERN)は13日、万物の質量の起源となったとされる「ヒッグス粒子」の探索結果を発表した。素粒子物理で「発見」と断定できる…

「帝国日本」の清算

Book 1stにて森浩一『天皇陵古墳への招待』(筑摩選書)、波多野澄雄『国家と歴史』(中公新書)、加藤隆『旧約聖書の誕生』(ちくま学芸文庫)を購入。 国家と歴史 (中公新書)作者: 波多野澄雄出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2011/11/24メディア: 新…

中国風俗画の最高峰

ART

中国の国宝「清明上河図」、来年東京に 初の国外展示 (www.asahi.com 2011年12月12日21時18分) 中国・北宋時代(960〜1127年)の絵巻で、神品とたたえられる「清明上河図」(張択端・画)が、日中国交正常化40周年の記念行事として東京国立博物館…

ノーベル平和賞に対抗

ノーベル賞に対抗の中国・孔子平和賞、プーチン氏に (www.asahi.com 2011年12月11日15時17分) ノーベル平和賞に対抗して中国で創設された「孔子平和賞」の今年の受賞者がロシアのプーチン首相に決まり、北京で9日、本人不在の授賞式があった。インタファ…

自己組織化する構造を導くもの

書原にてメラニー・ミッチェル『ガイドツアー 複雑系の世界』(紀伊國屋書店)、ホルヘ・ルイス・ボルヘス『砂の本』(集英社文庫)、ポー『対訳 ポー詩集』(岩波文庫)、大江健三郎『美しいアナベル・リイ』(新潮文庫)を購入。 ガイドツアー 複雑系の世…

New York City / John Lennon

「71歳」のジョン・レノンへ届け ファンが命日に合唱 (www.asahi.com 2011年12月9日11時24分) ジョン・レノンの命日の8日、ニューヨークの自宅近くにあるセントラルパークのストロベリー・フィールズに世界中から多くのファンが集い、寒空の下、ビート…

質量の起源

質量の起源「ヒッグス粒子」発見か 13日に研究発表 (www.asahi.com 2011年12月8日15時13分) 宇宙が誕生したビッグバン後、万物に質量をもたらす起源となった「ヒッグス粒子」の検出結果を、欧州合同原子核研究機関(CERN)の二つの研究チームが13…

聖なる湖とヤドリギ

紀伊國屋書店にてJG・フレーザー『図説 金枝篇(上下)』(講談社学術文庫)、松岡正剛『連塾 方法日本3 フラジャイルな闘い 日本の行方』(春秋社)を購入。 図説 金枝篇(上) (講談社学術文庫)作者: ジェームズ.ジョージ・フレーザー,メアリー・ダグラス,サ…

第2の地球

「第2の地球」か NASA、太陽系外で初確認 (www.asahi.com 2011年12月6日14時33分) 米航空宇宙局(NASA)は5日、地球型生命に不可欠な液体の水が存在できる温度の太陽系外の惑星を初めて確認した、と発表した。「第二の地球」を探すケプラー宇宙…

Joni Mitchell / One Week Last Summer

元素114に

元素2つ仲間入り、計114に 国際機関が認定 (www.asahi.com 2011年12月4日1時46分) 新しい元素が二つ増え、114となった。国際機関「国際純正及び応用化学連合(IUPAC)」が原子番号114と116の元素の存在を認め、名前をそれぞれ「フレロビ…

自由貿易はデフレを招く

書原にてE・トッド『自由貿易という幻想』(藤原書店)を購入。 自由貿易という幻想 〔リストとケインズから「保護貿易」を再考する〕作者: エマニュエル・トッド,松川周二,中野剛志,フリードリッヒ・リスト,ダヴィッド・トッド,ジャン=リュック・グレオ,ジ…

島田裕巳 『教養としての世界宗教史』

宗教がない国というものは存在しないし、宗教をもたない民族も存在しない。――そうであるならば、宗教の起源とはいったい何であったのか。 直立二足歩行という身体的な変化は脳の発達を促し、喉の構造の変化が(音声としての)言語の獲得に繋がっていく。著者…