黒田清輝の『読書』を「読む」長田弘

 本について、中断をかさねながら読むという経験から思い知ったことは、中断を楽しむことのできる本は間違いなくいい本だということだった。モンテーニュやゲルツェンを読む。それは中断を楽しみとして読むことだった。 (長田弘『悦ばしい読書 自分の時間で読み継ぐ』10月22日付朝日新聞 夕刊)
 
 
黒田清輝『読書』(東京国立博物館
http://www.tnm.go.jp/jp/servlet/Con?pageId=B07&processId=02&colid=A10937