台風と9.11

最強クラスの勢力で上陸か 台風18号 (www.asahi.com 2009年10月7日17時33分)
 
 気象庁によると、台風18号はほとんど勢力が衰えないまま上陸し、列島を縦断するおそれが強い。予想される上陸時の中心気圧は945〜950ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は40〜45メートルで、最近10年で上陸した台風では最も強い勢力となる見込みだ。
 10月に台風が上陸するのは珍しく、平年の台風の上陸数は0.1個。10月に台風が初上陸した年は87年しかない。
(以下略)
 
 政府は7日午後、台風18号に関する情報連絡室を首相官邸の危機管理センターに設置した。

 「最近10年で上陸した台風」で思い出すのが、2001年9月11日(火)に上陸した台風15号・16号だ。この日、後楽園近くの大きなビルにあった(今はなき)出版社で朝から仕事をしていたが、勢力が一向に衰えないまま関東に最接近してきたことから、会社は午前中いっぱいで臨時休業。激しい雨の中、傘を差しながら黙々と同僚たちと地下鉄の春日駅に歩いていったことを思い出す。
 

 2001年9月11日は台風15号台風16号が関東地方と沖縄を襲い、多くの被害をもたらしたため、テロ発生までのニュース番組はこの話題一色となっていた。22時ごろ、「ニューヨークの世界貿易センタービルに航空機が激突(1機目のアメリカン航空11便)」という情報が、各局のニュース番組またはニュース速報で伝えられ始めた。22時から始まった「NHKニュース10NHK総合)」でも、冒頭のヘッドラインは台風の話題だった。しかし、カメラの前に登場したキャスターが発した最初のニュースは台風ではなく、このテロの第一報だった。(Wikipedia 『アメリカ同時多発テロ事件』の項より)

 明日、豪雨の中で聖橋から見下ろす神田川の川面はさぞ凄まじいことだろう。