2009-06-01から1ヶ月間の記事一覧

「京都」に泊まって「大和路」を歩く

昨夜23:40ごろ帰京。

鞍馬へ

2日目は朝6時前に目が覚める。朝食を済ませ、開門時間(8:30)より一足早く東寺へ。受付の女性から「あなたが一番ですよ」と声をかけられる。 空海の思想に基づき五智如来、五菩薩と五大明王を安置し、梵天、帝釈天、四天王を配したことにより「立体曼荼羅」…

飛鳥へ

新幹線の車中、時折雨に見舞われるが、昼過ぎに京都に着いたときには夏の日を思わせるような晴天に変わっていた。ホテルにチェックインした後、市内見物の予定を急遽変更し、近鉄線で奈良・飛鳥へ。レンタサイクルを借りて、石舞台古墳に向かう。 まずは欽明…

Memo

6月28日 朝から京都へ(12:48着)→飛鳥へ 29日 東寺 (→取材)→鞍馬寺 7月6日 午後から金沢へ 7日 福井・永平寺 →大阪 8日 大阪 →奈良? を経て帰京 旅行前の楽しみは、どこを回るかと、何の本を持って行くかを考えることだ。

final curtain call

マイケル・ジャクソンさん急死 「スリラー」1億枚 (www.asahi.com 2009年6月26日12時4分) 82年のアルバム「スリラー」で売り上げの世界記録を打ち立て、「ポップの帝王」と称された米歌手マイケル・ジャクソンさんが25日午後2時半(日本時間26日午…

「総合的人間科学」とは

人の謎解く脳科学研究を 文科省審議会が基本構想 (www.asahi.com 2009年6月24日1時59分) 脳科学の成果を医療や福祉、教育などに生かし、社会に貢献する脳科学研究をめざす基本構想を、文部科学省の科学技術・学術審議会がまとめ、塩谷文科相に23日答申し…

神の領域

かつて棋界タイトルのうち四冠を制し、「世界一将棋が強い男」とまで呼ばれた米長邦雄永世棋王(第51期名人)は「名人は将棋の神様に選ばれた者だけがなれる」と語り、谷川浩司(17世名人)が史上最年少で名人位を奪取した際には、「名人を1年間預からせて…

70'S

しょうがCDを何枚か借りてきたので、そのうちのいくつかを聴かせてもらう。 マクドナルド・アンド・ジャイルズ、ウェザー・リポートの『ヘヴィー・ウェザー』、はっぴいえんどの『HAPPY END』『ライブ・オン・ステージ』、鈴木茂『BAND WAGON』 ほかにイエス…

レオンハルト・オイラーの1時間

取材で夕方からC大研究室にお邪魔し、位相幾何学(トポロジー)と微分幾何学の話を伺う。

珠玉の音の中で

今日はきみまるさんのご招待で、午後から杉並公会堂に「加賀ちひろ・石丸ユキ ピアノリサイタル」を聴きに行ってきた。開演時には、小ホールの客席も聴衆でほぼ一杯。プログラムは加賀ちひろさんがモーツァルトの「ソナタKV330」とラフマニノフの「楽興の時…

おねむになるまで

午後、一月半ぶりにmioちゃんと遊ぶ。きみまるさんは用事で来られないとのこと。1歳4カ月で、人見知り激しい盛り。玄関で会ったとたんに泣き出したけれど、2階で遊んでたらすぐに仲良くなった。前に一緒に遊んだときのことを思い出してくれた? 笑うと、顔が…

太宰治 『人間失格』

池水は濁りににごり藤波の影もうつらず雨降りしきる これは太宰治が伊馬春部に遺した色紙に記された、太宰ファンなら知らぬ者のいない伊藤左千夫の一首だ。「昭和23年6月13日夜半、(山崎)富栄の部屋に二人の写真を飾って間に合わせの仏壇をしつらえたあと…

J-P サルトル 『自由への道 第一部 分別ざかり』

海老坂武・澤田直訳、岩波文庫初のサルトルは『自由への道』第1巻が刊行された。21世紀になって、新しい訳でサルトルを読むことになるとは思わなかった。というよりも、『嘔吐』や『奇妙な戦争』、『想像力の問題』はばらばらに見つかったが、ぐちゃぐちゃに…

ジョン・ケージ 著作選

ラサール弦楽四重奏団の演奏する、シェーンベルクの『浄夜』は実に素晴らしいレコードだったが、先ほどAmazonで検索したところ、グラモフォン盤『新ウィーン楽派の弦楽四重奏曲集』はすでにコレクターズ商品になっていて、およそ2万円近い値がついていた。 …

神の御業、果てしなく永い宇宙時間、そして人類

バチカン舞台の映画「天使と悪魔」 宗教と科学 緊張なお (2009年6月16日付 朝日新聞 文化面) (抄録) 全国公開中の映画「天使と悪魔」は、世界10億人のカトリック信徒をたばねるバチカン(ローマ法王庁)が、何者かの攻撃にさらされる話だ。娯楽作品とは…

応諾を前提としない提案

イスラエル首相、パレスチナ国家受け入れ 非武装化条件 (www.asahi.com 2009年6月15日12時2分) イスラエルのネタニヤフ首相は14日、中東和平に関して演説し、パレスチナ国家を樹立する和平合意が可能だと述べた。右派中心の政権を率いるネタニヤフ氏が、…

芹沢一也+荻上チキ編 『日本を変える「知」』

I 「経済学っぽい考え方」の欠如が日本をダメにする / 飯田泰之 経済学的思考 (1)希少な対象を取り扱う (2)人々は自分自身の満足度を最大にしようとして行動する ノーフリーランチ: 何かいいものを、何の見返りもなしに他人からもらってくることはできない…

太宰治 『グッド・バイ』

私は、純粋というものにあこがれた。無報酬の行為。まったく利己の心の無い生活。けれども、それは、至難の業であった。私はただ、やけ酒を飲むばかりであった。 私のもっとも憎悪したものは、偽善であった。 (『苦悩の年鑑』) 「お嬢さん。あの時は、たす…

再帰的不安?

最近買った本(2009/05/28〜06/12) クロード・レヴィ=ストロース 『パロール・ドネ』 (講談社選書メチエ) 東浩紀+北田暁大 『思想地図 vol.3』 (NHKブックス別巻) 本田由紀ほか 『日本を変える「知」』 (光文社) 亀山郁夫 『「罪と罰」ノート』 (…

村上春樹 『1Q84』

ドストエフスキーの『カラマーゾフの兄弟』は、その冒頭に掲げられた「著者より」と題するプロローグにおいて、すでに「第二の物語」の存在が示唆され、「しかるに第一の小説は、すでに十三年も前に起こった出来事であり、これはもう小説というより、主人公…

交換のロジックになじまないもの

なぜ大学はタダでなければならないか 金銭になじまぬ認識・感情 / 白石嘉治 (2009年6月10日付 朝日新聞 夕刊 文化面) (抄録) 大学の進学にはカネがかかる。とりわけ日本の金銭的な負担は突出している。授業料がおおむね無償のヨーロッパ諸国や、返還義…

傷のない左側からも

ART

東松照明 (写真家、「戦後写真の巨人」) (2009年6月8日付 朝日新聞 夕刊 ニッポン人脈記「この1枚の物語1」) 彼女のまなざしは、カメラを構えた東松照明(79)の心の中を、レンズを通してのぞき込んでいるようだ。 長崎への原爆投下から16年、1961年に…

ピアニストを撃つな

寺山修司はかつてこう書いていた、――ニューオーリンズのある酒場に入ったところ、ピアニストが演奏している壁に、「どうかピアニストを撃たないでください」という貼紙がしてあったという。…芸術家だけはいざこざの犠牲に巻き込むな、祭儀的な人間は大切にし…

祭りのあと

94万6172人が見た 阿修羅展閉幕 東京国立博物館 (www.asahi.com 2009年6月7日21時0分) 東京・上野公園の東京国立博物館平成館で開かれていた興福寺創建1300年記念「国宝 阿修羅展」(朝日新聞社など主催)が7日、閉幕した。会期中(61日間)…

姪の結婚式

結婚式は、恐らくは娘と父親のためのセレモニーなのだろう。今日は姪(次女)の結婚式。7時20分にホテルの目覚ましをセットしておいたが、6時半には目が覚める。近くのファミレスで朝食を済ませ、8時57分発の大和路快速で久宝寺へ行き、おおさか東線に乗り換…

法隆寺

午前10時3分発、ひかり467号に乗車。12時48分京都着。13時19分発のみやこ路快速に乗り換え、14時3分、予定どおり奈良へ。ワシントンホテルにチェックイン。仕事関係の連絡を会社に入れた後、今西本店で古式の奈良漬けを、池田含香堂でお茶用の扇子を4本買う…

Memo

奈良 予定 (初日)ならまち、法隆寺 かんざし 編み針 (2日目)飛鳥

権力世襲へ 風雲急

「金総書記、後継に三男指名」 北朝鮮が中国に伝達 (www.asahi.com 2009年6月3日3時0分) 北朝鮮の金正日総書記(67)が三男正雲氏(25)を後継者に指名した、と朝鮮労働党幹部が中国共産党幹部に伝達していたことがわかった。正雲氏が今年初め、党や軍…

拡大を続ける「図書館市場」

光る本棚・コンシェルジュ…図書館を変える民間委託 (www.asahi.com 2009年6月1日3時1分) 全国の公立図書館の6館に1館が業務を民間企業を中心に外部に委託し、その割合は今後も増える見通しだ。財政難に苦しむ自治体が運営費削減を狙っているためだが、お…

ジョージ・オーウェル 『一九八四年』

「ジョージ・オーウェルは『一九八四年』の中に、君もご存じのとおり、ビッグ・ブラザーという独裁者を登場させた。もちろんスターリニズムを寓話化したものだ。そしてビッグ・ブラザーという言葉は、以来ひとつの社会的アイコンとして機能するようになった…