祭りのあと

94万6172人が見た 阿修羅展閉幕 東京国立博物館 (www.asahi.com 2009年6月7日21時0分)
 
 東京・上野公園の東京国立博物館平成館で開かれていた興福寺創建1300年記念「国宝 阿修羅展」(朝日新聞社など主催)が7日、閉幕した。会期中(61日間)の総入場者数は94万6172人だった。同博物館の日本美術の展覧会として史上最多。また、99年に開館した平成館では歴代1位となった。
 
 同展は7月14日〜9月27日、福岡県太宰府市九州国立博物館でも開催される。
 

 奈良から帰京して一夜明け、図書館から借りた本を返却し、写真の整理をしたりして過ごす。大きなセレモニーのあった翌日というのは心中に空洞があいたような気分。読みかけの本のページを開くと、途切れかかっていた日常がまた一つに繋がっていく。
 

 
 ところで興福寺は何度訪れても素晴らしいお寺だ。阿修羅展では100万人近い入場者を数えたというが、週末の興福寺に点在する人の数はまばらである。来年は奈良遷都1300年。平城宮跡は言わずもがな、都の玄関口であるJR奈良駅も昨年来、改修工事に余念がない。また恐ろしい数の旅行客が彼の地を賑わすのだろうか。