芹沢一也+荻上チキ編 『日本を変える「知」』

I  「経済学っぽい考え方」の欠如が日本をダメにする / 飯田泰之
経済学的思考 (1)希少な対象を取り扱う (2)人々は自分自身の満足度を最大にしようとして行動する
  ノーフリーランチ: 何かいいものを、何の見返りもなしに他人からもらってくることはできない
  合理性の仮定
自発的交換は経済厚生を促進する
 
デイヴィッド・リカード「比較優位説」 自由貿易はつねに「正しい」
 
ミクロ経済政策の不可能性
 
ティンバーゲンの定理: N個の独立した政策目標を達成するには、N個の独立した手段が必要
マンデルの定理: 相対的に一番安くつく政策を割り当てるべき
 
財による再分配をしてはいけない
クリントン政権時代の「ファビュラス・ディケード」: 適正な累進課税システムによる「自動安定化機能」
日本は競争政策も金融政策も所得再分配もでたらめなので、全体が貧しくなりながら、どんどん格差が広がっている 
 
II  ニッポンの民主主義 / 吉田徹
 
 
III  教育・労働・家族をめぐる問題 / 本田由紀
 
 
IV  日本ならではの「再帰的不安」を乗り越えて / 鈴木謙介