final curtain call

マイケル・ジャクソンさん急死 「スリラー」1億枚 (www.asahi.com 2009年6月26日12時4分)
 
 82年のアルバム「スリラー」で売り上げの世界記録を打ち立て、「ポップの帝王」と称された米歌手マイケル・ジャクソンさんが25日午後2時半(日本時間26日午前6時半)ごろ、米ロサンゼルスのカリフォルニア大ロサンゼルス校(UCLA)医療センターで死去した。50歳。兄の歌手ジャーメインさんが同センターで発表した。
 少年時代にデビュー、80年代を中心にスーパースターとして世界中で絶大な人気を誇ったが、音楽活動は近年、低調で、少年への性的虐待疑惑をめぐる訴訟や金銭トラブルなど本業以外での話題に事欠かなかった。歌手としての再起をかけて7月13日からロンドンでの連続公演に臨む矢先の急死だった。
 
 米メディアによると、25日午後0時20分ごろ、ロサンゼルス西部の高級住宅地ベルエアにあるジャクソンさんの自宅から、消防局に救急出動の要請があった。救急隊員が到着した際には自発呼吸がなく、救急車内で心肺蘇生措置を受けながら3.5キロ離れた同センターに搬送された。郡検視局は「突然の心停止が起きた」としているが、詳しい状況は分かっていない。
 ロサンゼルス市警(LAPD)殺人課は25日午後、ジャクソンさんの自宅で捜査を始めた。だが、LAPD捜査官は自宅前で報道陣に「有名人の死亡事案ゆえの捜査だ」と語り、LAPDは米メディアに「事件性を示す証拠はない」と述べた。遺体は25日夕、同センターからロサンゼルスの南カリフォルニア大医療センターに移された。ロサンゼルス郡検視局が26日に検視を行って死因を調べる。
(後略)