神におびえるエピキュリアン

ヴィヨンの妻」に最優秀監督賞 モントリオール映画祭 (www.asahi.com 2009年9月8日10時22分)
 
 カナダ・モントリオールで7日まで開かれていた第33回モントリオール世界映画祭で、根岸吉太郎監督、松たか子さん、浅野忠信さん主演の「ヴィヨンの妻」が最優秀監督賞を受賞した。
 
 「ヴィヨンの妻」は、今年生誕100年を迎えた太宰治の作品が原作で、破滅的な作家とそれを支える妻の物語だ。根岸監督は表彰式で、「メルシー・ボクー(ありがとう)」とフランス語で5回感謝の言葉を繰り返したあと、日本語で「何度お礼を言ったらいいか分かりません。モントリオールという、映画が好きな人の映画祭でこの映画の第一歩を歩むことができました。本当にありがとう」と受賞の喜びを語った。「ヴィヨンの妻」は、日本では10月10日公開予定。
 

 「破滅的な作家とそれを支える妻の物語」と聞いたとたん、「違う!」と叫ぶのが太宰ファンか。