解体される東塔

薬師寺東塔、そーっと素屋根で覆う 1世紀ぶり修理へ (www.asahi.com 2011年12月27日19時38分)
 
 奈良市薬師寺で27日、明治以来約1世紀ぶりの解体修理が始まる東塔(国宝)を素屋根で覆う作業が始まった。来年2月中には塔がすっぽり覆われる見込みだ。
 
 東塔は8世紀前半ごろ(奈良時代)に創建された現存最古級の木造仏塔で、高さ34メートル。素屋根は鉄骨造りで、完成すれば高さ42.5メートル、東西30メートル、南北32.5メートル。7年間の工事の間、塔全体を覆う。
 
 塔の東と南には回廊があるため、素屋根は北側で4回に分けて建設。油圧ジャッキを使って南へスライドさせていく。この日は幅9メートル分を、約2時間かけて4.5メートル南へ動かした。