連鎖する悪

イラク各地でテロ、93人死亡 アルカイダ系犯行か (www.asahi.com 2012年7月23日21時22分)
 
 イラクで23日、首都バグダッドなど少なくとも13の都市や村で自動車爆弾や自爆によるテロ攻撃が相次ぎ、全土で少なくとも93人が死亡した。国際テロ組織アルカイダ系の組織が数日前、武装勢力の再結成を宣言していた。政治や社会の混乱を狙ったものとみられる。AP通信が伝えた。
 
 バグダッド北方のタージでは、早朝に住宅街で爆発があり、17人が死亡。さらに救助のために集まった警察に対する自爆テロがあり、計41人が死亡した。北東部ウダイムの軍基地では未明、武装勢力による銃撃があり、兵士13人が死亡した。
 
 イラクでは2003年から駐留を続けた米軍が昨年末に撤退して以降、急速に治安が悪化し、治安部隊や政府機関などを狙った攻撃が相次いでいる。シーア派スンニ派など、宗派をめぐる対立も悪化の一途をたどっている。