世界の人のための、日本の中央駅

赤れんが駅舎、内部も華麗に JR東、報道機関に公開 (www.asahi.com 2012年9月24日21時00分)
 
 JR東日本は24日、復元工事がおおむね完了した東京駅丸の内駅舎の内部を報道機関に公開した。10月1日早朝に南北二つのドームの内部が利用者にお披露目される。同日午後3時からは完成式典がある。
 
 2007年に着工し、戦災で焼けた3、4階のドームや屋根部分を復元し、国の重要文化財に指定された駅舎の1、2階は保存。長さ335メートルの鉄骨れんがづくりに免震工事を施した。
 
 駅舎1階にある駅長室や、地下1階から地上4階にわたる東京ステーションホテルのロイヤルスイート(1泊80万8500円)などが初公開された。駅長室は広さ56平方メートル。執務机の横には永平寺七十三世貫首の熊沢泰禅禅師の「無事」という書が飾られていた。
 
 梅原康義駅長は「1日38万人が乗車する駅。工事は安全面に細心の注意を払った。世界の人のための、日本の中央駅になると思う」と話した。