佐藤勝彦 『宇宙論入門 ――誕生から未来へ』

第1章 宇宙論の始まり
講義が始まる前の誰もいなかった教室に比べると、教室の中の時空はきわめてわずかであるが、「曲率が正」の方向に曲がる
宇宙全体の物質分布を与えることにより、時空全体の「曲がり」が計算される。つまり、その中にある物質によって決まる「曲がり」をもつ時空そのものが、すなわち宇宙なのである。
 
アインシュタイン「宇宙原理」
 
アインシュタインの時空は(リーマン幾何学に基づくものであるが)、曲率が正の場合には「閉じた」空間となる
 
フリードマン宇宙モデル(膨張宇宙)
ビッグクランチ
 
宇宙背景放射
「宇宙の晴れ上がり」
 
重力波を捉える「望遠鏡」をつくることができれば、宇宙開闢の瞬間を見ることができる
 
第2章 素粒子と宇宙
真空の相転移
 
「ゆらぎ」の正体が物質と反物質の生成・消滅の状態であり、これが「真空」である
 
「対称の自発的破れ」(クーパー対の数がゼロとなる状態が不安定となり、有限な値をとる状態が安定になって実現される状態)
 
宇宙のバリオン数問題(物質・反物質非対称性問題)
 
インフレーション宇宙
 
第3章 見えてきた宇宙の歴史
 
第4章 宇宙の未来
 
第5章 マルチバースと生命