2009-01-27 高橋昌一郎 『理性の限界』 BOOK REVIEW 「理性の限界」とは何か 個人のみならず、組織や社会における合意的意思決定は、いかにして導かれるのか 完全に民主的な社会的決定方式が存在しない(ケネス・アロウの「不可能性定理」) 究極の限界値(陸上100mは9秒37) ヒト遺伝子そのものが生物学的に変異しない限り、超えることはない 科学の限界は? cf.ハイゼンベルクの不確定性原理 知識の限界は? ウィトゲンシュタイン:理性の限界は「言語の限界」 ゲーデルは論理実証主義者の理想とする「普遍言語」が存在しないことを証明 (ゲーデルの「不完全性定理」)