国恥の日

「国恥の日」相次ぎ反日デモ 中国当局は抑え込み強化 (www.asahi.com 2012年9月18日13時59分)
 
 尖閣諸島をめぐる日中の対立が深まる中、中国は18日、満州事変の発端となった柳条湖事件が起きた「国恥の日」を迎え、各地で大規模な反日デモが始まった。当局の警備態勢は、激しいデモがあった先週末を上回り、現場は緊張に包まれている。尖閣周辺海域には、中国の漁業監視船や漁船の姿が確認され、日本側も警戒を強めている。
 
 1週間連続でデモが起きている北京市日本大使館前では、午前7時半(日本時間同8時半)ごろから約100人単位の集団が断続的に現れ、「第2次世界大戦の償いをしろ」などとスローガンを叫び始めた。デモ隊は午前10時(日本時間午前11時)までに5千人以上に膨らみ、大使館前の道路を埋めた。当局は早朝から、15、16の両日を上回る数千人の武装警察や警察官を配置し、警戒を強めている。
 
 上海市では中心部の人民広場や日本総領事館前など少なくとも3カ所でデモが始まった。デモは午前11時(同正午)までに計1万人規模に膨らみ、当局の指示に従わない参加者を警察が連行し始めている。
 
 遼寧省瀋陽市では日本総領事館前に数千人が集まった。石やペットボトルなどが投げつけられ、総領事館のガラスが割れた。