エスカレーションを回避せよ

尖閣日米安保の対象」 米国防長官、防衛相らと会談 (www.asahi.com 2012年9月17日17時28分)
 
 森本敏防衛相とパネッタ米国防長官が17日午後、防衛省で会談した。尖閣諸島をめぐる日中間の対立について、パネッタ氏は会談後の記者会見で「条約上の義務を遂行する」と語り、尖閣諸島日米安全保障条約によって、米国が日本防衛の義務を負う対象に含まれることを改めて認めた。
 
 ただ、パネッタ氏は「米国は主権に関する対立では(特定の国を支持する)立場を取らない」とも説明。「尖閣諸島での対立を懸念している。日中がいい関係を保ち、エスカレーション(事態の悪化)を回避する方法を見つけることが、全ての国にとっての利益になる」と述べた。
 
 パネッタ氏は17日午前には玄葉光一郎外相と外務省で会談。玄葉氏は尖閣問題に加え、韓国との竹島問題についても説明し、「冷静に対処すべきだ」との認識で一致した。