ピラミッドを透視する

ピラミッドを宇宙線で透視 建築法の謎解明に日仏タッグ (www.asahi.com 2012年7月3日16時53分)
 
 エジプトの巨大ピラミッドの内部を、厚さ1キロの岩盤も突き抜ける宇宙線で透視して、解明されていない建築法を明らかにする――。こんな調査を、日本人物理学者とフランスの建築家が計画している。
 
 エジプトのギザ最大のクフ王のピラミッドは高さ約140メートル、底辺約230メートル。重さ2.5トンの石材を200万個以上も使っているとされる。どうやって造ったかはわかっていない。
 
 フランスの建築家ジャン・ピエール・ウーダンさんは数年前、内部にらせん状のトンネルを造って内側から積み上げられたとする新説を発表した。これまでに有力な説は、ピラミッド外側にゆるい坂を造り、石を運び上げるというもの。ただ、ピラミッド内部を調べる方法がなかった。