極楽浄土の化粧直し

平等院鳳凰堂、9月に修理開始 外観は1年半おあずけに (www.asahi.com 2012年6月8日9時58分)
 
 京都府宇治市にある世界遺産平等院は6日、国宝の鳳凰堂の修理を9月に始めると発表した。本尊を安置する中堂や左右の翼廊などの瓦をふき直すほか、朱色の柱や金色の鳳凰像(複製)も塗り直す。工事に伴って約1年半の間、建物を覆うように工事用の屋根が設けられるため、外観が眺められなくなる。
 
 鳳凰堂は11世紀の創建。江戸、明治期に修理の記録があるほか、1950年代にも中堂を解体修理している。近年、瓦の破損や塗装の剥落が目立っていた。
 
 平等院によると、総工費は約4億円で、期間は9月3日から2014年3月末まで。この期間、建物内には入れないが境内の拝観は可能で、拝観料は半額(大人300円など)になる。国宝の多くを展示するミュージアム鳳翔館は通常開館する。