金星の太陽面通過

金星の太陽面通過、6日午前に 天気予報は「曇り」 (www.asahi.com 2012年6月2日19時0分)
 
 太陽、金星、地球がほぼ一直線に並び、太陽に金星の黒い陰ができる「金星の太陽面通過」が6日朝から昼過ぎにかけて、日本全国で見られる。日本で見られるのは8年ぶり。4日夜には部分月食も見られる。相次ぐ天体ショーに、天候が気がかりだ。
 
 金星が太陽面にさしかかるのは午前7時10分ごろ。6時間半かけて太陽の前を通り抜け、午後1時47分には終わる。国内なら、どこでも見えるタイミングはほぼ同じ。2日発表の気象庁の週間天気予報では、列島は6日、おおむね曇り。次に見られるのは105年後の2117年12月11日だ。
 
 5月21日の金環日食では月の陰が太陽をほぼ覆い尽くしたが、金星は、見た目の大きさが太陽の直径のわずか32分の1ほどなので、小さな黒い点に見える。これは、金星が月の約4倍の直径を持ちながら、地球からの距離が約100倍あるためだ。