終わりのない叫び

ムンク「叫び」、1億2千万ドルで落札 美術品最高額 (www.asahi.com 2012年5月3日9時44分)
 
 ノルウェーの画家ムンク(1863〜1944)の代表作「叫び」のうちの1点が2日、ニューヨークでオークションにかけられ、手数料込みで約1億1992万ドル(約96億1200万円)で落札された。競売を実施したサザビーズによると、競売で売られた美術品としては史上最高額。これまでの記録は、2010年5月に落札されたピカソの「ヌード、観葉植物と胸像」の約1億650万ドルだった。
 
 落札されたのは、4種類ある「叫び」のうち、1895年に描かれた、最も色彩が鮮やかなパステル画のバージョン。ムンクの友人の息子でノルウェーのビジネスマン、パター・オルソン氏が個人で所蔵していた。
 
 売上金は、ムンクの生誕150年に合わせてノルウェーで来年開館する予定の美術館の設立に使うという。ほかの3点は、いずれもノルウェーの美術館に所蔵されている。