プロイセンの見た幕末日本

幕末の独使節団がみた日本 写真や資料交え出版 (www.asahi.com 2012年2月10日16時30分)
 
 江戸幕府との国交樹立を目的に来航したプロイセン(現ドイツ)の使節団が撮った写真が見つかり、版画やスケッチ、報告書などの資料をまじえて出版された。江戸の街や庶民の暮らし、欧米列強に開国を迫られる幕府の緊迫した雰囲気を伝えている。
 
 「プロイセン・ドイツが観た幕末日本」(A4判392ページ)。ドイツ東洋文化研究協会(東京)が出版した。
 
 フリードリヒ・アルブレヒト・ツー・オイレンブルク伯爵(1815〜81)率いる使節団の資料をまとめた。一行は4隻の軍艦で日本に向かい、1860年9月に到着。翌年1月に日普修好通商条約を結んだ。生物や地理の学者、画家、写真家らも随行し、日本を知るための資料を集めた。