水のある惑星

生命体いるかな 地球のように水のある星、候補5つ (www.asahi.com 2011年2月3日14時25分)
 
 地球とほぼ同じ大きさで、地球型生命の存在に欠かせない液体の水が存在する可能性がある惑星五つが、米航空宇宙局(NASA)の太陽系外惑星探し専用衛星ケプラーの観測で見つかった。NASAが2日、発表した。
 
 ケプラーは、はくちょう座と隣のこと座の方向にある銀河系内の恒星約15万6千個を観測。これまで1235個の惑星候補を発見し、うち54個は、公転している恒星までの距離がちょうどよくて液体の水が存在できそうな温度だと推定された。さらにうち5個は半径が地球の0.9〜2倍で、木星のような巨大ガス惑星ではなく地球に似た岩石惑星である可能性が高い。
 
 地球に近い環境を持つと思われる系外惑星としては、地球から約20光年離れたグリーゼ581と呼ばれる恒星を公転しているものが地上の望遠鏡で見つかっているが、今回の発見と、ケプラーが全天の400分の1の領域しか観測していないことを考えると、実際にはかなりあるらしい。
 
 ただ、候補が実際に惑星であることを確認するには、地上の望遠鏡の観測も併用して数年かかるという。