批評という「言葉の挑戦」

 koma2さんの勧めで大澤信亮『神的批評』(新潮社)を購入。「宮澤賢治の暴力」「柄谷行人論」「私小説的労働と協働――柳田國男と神の言語」「批評と殺生――北大路魯山人」の4篇からなる、批評という「言葉の挑戦」である。
 
 
  ( ・e・)<読むのだ
 
 
 自己に対する疑問が
 ふつふつとわき上がってくる。
 『神的批評』を
 読んでしまったからである。

     ――町田康(帯文より)
 
 
 町田康は『波』11月号に見開きで本書の評を寄せている。が、表紙が太田光なので、大抵の書店では在庫が払底しているかもしれない。
 
 思想書は数多の出版社から上梓されているが、岩波、新潮、講談社は編集と校閲がしっかりしている(ex. 本書「あとがき」参照)から、安心して読めるのである。
 

神的批評

神的批評