1日限りの入堂

天平文化の粋を間近に 唐招提寺、初の通り抜け拝観 (www.asahi.com 2010年11月3日19時29分)
 
 奈良・唐招提寺で3日、「天平の甍」で知られる金堂(8世紀後半、国宝)の通り抜け拝観があった。通常は正面3カ所の扉越しの拝観だが、10年かけた解体修理の落慶1周年を祝い、創建後初めて拝観者の入堂を1日限りで認めた。
 
 拝観者は、薬師如来立像(9世紀)、本尊の盧舎那仏坐像(8世紀)、千手観音立像(同)の国宝三尊を順に拝んだ。高さ5.3メートルの千手観音の後ろ姿を見ることもできた。堂内の床は漆喰塗りのため、保護シートが張られた。今後も入堂しての拝観を実施するかどうかは未定という。