この種の感動的な日を…

「最も深く心を揺さぶられた日」 長崎訪問の潘国連総長 (www.asahi.com 2010年8月5日20時10分)
 
 潘基文(パン・ギムン)・国連事務総長は5日、自身が国連トップとして初めて被爆地・長崎を訪問し被爆者らの話を聞いたことについて、「私にとっては最も深く心を揺さぶられた日だった。私の人生で、この種の感動的な日を経験したことはなかった」と話した。
 
 長崎から広島に向かう途中、列車内で同行記者らに明らかにした。爆心地に立った時は「何とも表現のしようがないほど重い気持ちだった」と表現し、国連事務総長として核廃絶に向けた決意を一層固めたと言う。9月に国連本部で開く軍縮会議で、オバマ米大統領ら各国指導者と会談する際「核軍縮は重要な話題になるだろう」と述べ、今回の訪問にも触れる考えを示した。