葬られた王朝を巡る

 18日夕方、東広島を出発。岡山から19:05発のやくも25号に乗り継いで出雲市へ。古代出雲王国の玄関口にしては、うら寂れた官がなくもない駅前広場。1軒だけ開いていたコンビニで夜食を買う。
 翌19日は終日曇天ながら、やや涼しく、散策には恵まれた天気。出雲大社に向かう一畑電車が、中井貴一主演で全国ロードショー中の映画『RAILWAYS レイルウェイズ』のモデルということもあって、鉄道ファンも散見する。
 
  
 
 出雲大社は60年ぶりの御修造となる「平成の大遷宮」最中のため、拝観できる場所が限られ、特に須佐之男命(素戔嗚尊)を祀る素鵞社を拝せられないのは残念。ただし、普段は御本殿にいます大国主命が御仮殿に移られているということは、参詣者にとっては「それだけ間近に迫られるということになり幸運」(地元・展示館スタッフの弁)という説もなくはない。
 
  
 
  
 

 
 
 ここから今回の旅、もう一つの目的地である稲佐の浜へ向かう。途中、出雲阿国の塔から海抜73mの奉納山に登り、長浜海岸を一望する。この光景は圧巻である。