推定

「報道信じないで」圧勝情勢に民主、引き締め躍起 (www.asahi.com 2009年8月23日0時11分)
 
 総選挙の序盤情勢で報道各社が民主党圧勝の可能性を報じていることについて、党幹部らは、候補者らの「気のゆるみ」(鳩山代表)や「有権者のバランス感覚」(岡田克也幹事長)を挙げ、揺り戻しに神経をとがらせている。一方の自民党では悲観的な意見が強まってきた。
 
 鳩山氏は22日、北海道千歳市で「楽観できない。私どもの調査でも100人近くがしのぎを削っている」と記者団に強調。岡田氏も兵庫県加古川市での街頭演説で「もし(有権者の)2割、3割が考え直したら恐ろしいことが起きる」と指摘。「報道を信じないで」とさえ訴えた。
(中略)
 かたや自民党は、想像を超える「惨敗予測」報道に放心状態だ。党の独自調査は報道各社ほど悪くなかったため党内には戸惑いもあるが、「自公で過半数(241議席)が目標と言ってきたが、そういう状態でもない」(幹部)との悲観論が強まっているのは確か。敗北後の党再生を目指す動きも出てきた。(以下略)
 

 報道各社の発表は電話などアンケートの集計に基づくもので、統計的な傾向を語っているのだろうが、解釈はつねに偏向せざるを得ず、その結果は誤謬をはらんでいる。30日は、マスコミの確度(あるいは歪度)を知ることのできる興味深い1日となりそうだ。