2009-02-19 「能・狂言」 幽玄なるこころの旅 (サライ 3月5日号) BOOKS 今日発売の『サライ』(3月5日号)が、『「能・狂言」 幽玄なるこころの旅』という特集を組んでいる。巻頭のインタビューは、能楽師シテ方、人間国宝の九世・片山九郎右衛門。「老境の未熟を戒め、精進上達せよ、それが世阿弥の《初心忘るべからず》の真意です」という指摘がおもしろい。ほかに、古典芸能研究家の権藤芳一と頼近美津子が、狂言師・人間国宝の茂山千作を迎えて鼎談。 本文特集では、能狂言の基本「能楽の様式を識る」として、能舞台の構造や能の進行、面や能装束、能楽五流派などを紹介。また、「能楽の《根本》を識る」として、能楽史を飛鳥時代の散楽史まで遡って概観する。