重機と遺跡

マヤ遺跡のピラミッド、壊される 建設業者が重機で採石 (www.asahi.com 2013年5月18日20時2分)
 
 中米ベリーズ北部にある約2300年前のマヤ文明の遺跡にあったピラミッドが今月上旬、取り壊されていた。建設会社が道路工事用に採石した疑いが濃厚となり、国内外から非難の声が上がるなか、同国政府が調査に入った。
 
 AP通信などによると、マヤ文明の中心地の一つだったメキシコ国境に近いノームル遺跡にある高さ約30メートルのピラミッドを、建設業者がパワーショベルで崩して採石。当局が気づいた時にはすでに、がれきの山となっていた。建設会社を経営する地元の政治家デニー・グリハルバ氏は、一帯のサトウキビ畑の地主から「許可を受けていた」と話しているが、個人所有の土地にあっても遺跡は政府の保護下にあり、訴追される可能性がある。