出雲大社で本殿遷座祭

出雲大社で60年ぶり本殿遷座祭 神輿に乗って「帰還」 (www.asahi.com 2013年5月10日21時54分)
 
 60年ぶりの「平成の大遷宮」を迎えた出雲大社島根県出雲市)で10日夜、5年がかりの修繕を終えて蘇った本殿(国宝)に祭神の大国主神がかえる本殿遷座祭が営まれた。
 
 約1万2千人の招待客らが見守る中、修繕中にご神体をうつしていた仮殿から神職16人に担がれたご神体のみこしが出発。境内をゆっくり周回した。本殿前の二つの門をくぐったご神体が本殿に入った後、神職の「おー、おー、おー」という声が響き、御神座への大国主神の帰還を告げた。
 
 千家尊祐(たかまさ)宮司は「多くの人々のお仕えでご本殿は見事に蘇り、大神さまはお喜びのことと存じます」との談話を出した。平成の大遷宮は本殿遷座祭で区切りを迎え、周辺建造物の改修が2015年度末まで続く。11日から遷宮を祝う神事、12日から神楽などの奉祝行事が始まる。