挑発のメリークリスマス

境界線のメリークリスマス 韓国がツリー、北朝鮮は反発 (www.asahi.com 2012年12月23日21時26分)
 
 韓国ソウル郊外の北朝鮮との軍事境界線となっている漢江に近い標高150メートルほどの丘の上に22日、電飾のクリスマスツリーが登場した。高さ30メートルの鉄塔を利用したもので、2キロ余り離れた北朝鮮側からも見える。
 
 韓国軍の許可を受けたキリスト教団体が設置した。来年1月2日まで点灯する予定だという。
 
 電力不足に悩む北朝鮮側では、政府機関紙「民主朝鮮」が23日、「謀略的な心理戦だ。李明博当局は、軍事境界線一帯の緊張をより激化させている。わが軍隊と人民は、傍観したりはしない」と反発した。朝鮮中央通信が伝えた。
 
 電飾のツリーは、南北が軍事境界線近くでの宣伝戦中止に合意した2004年以降中断していたが、李政権下の10年に復活。昨年は金正日総書記の死去を受けて取りやめていた。