排除できない可能性

「日本核武装の可能性も」 米国家情報会議顧問が見解 (www.asahi.com 2012年12月11日18時50分)
 
 米政府の情報機関がまとめた「世界潮流(グローバル・トレンド)2030」を執筆したマシュー・バローズ国家情報会議顧問は、東アジアで核兵器の拡散が起き、日本が核武装を決断する可能性を排除できないとの見解を明らかにした。
 
 バローズ氏は朝日新聞の取材に対し「実際には起きる可能性よりも起きない可能性の方が大きい」と断りながらも、「核拡散が起き、日本やほかの国が核武装を決断するシナリオはある」と述べた。
 
 10日に発表した報告は、東アジアで起こりうるシナリオの一つとして、米国が、経済的衰退や孤立主義の台頭で東アジアの安全保障や同盟への関与を弱めた場合を想定。「米国の関与低下を補うため、核兵器保有を目指す国があるかもしれない」と指摘した。