red list

絶滅危惧、世界で2万種に COP11に合わせ更新 (
www.asahi.com 2012年10月17日22時32分)
 
 国際自然保護連合(IUCN、本部・スイス)は17日、絶滅の恐れがある世界の動植物を掲載した「レッドリスト」の最新版を公表した。6万5518種を評価し、そのうち2万219種を絶滅危惧種とした。
 
 IUCNはリストを年1回ほどのペースで見直してきたが、今年は6月の「国連持続可能な開発会議(リオ+20)」に続き、インド・ハイデラバードで開催中の生物多様性条約第11回締約国会議(COP11)にも合わせて改訂した。絶滅危惧種は前回から402種の増加。10年前に比べると、9千種あまり増えている。
 
 今回は日本近海やインドなどの海に生息し、体長が25センチほどになるタツノオトシゴの一種「オオウミウマ」や、中国に生息する淡水魚イトウの一種「四川タイメン」などが絶滅危惧種に加わった。
 
 COP11では、IUCNとNGOが「危機にある霊長類トップ25」も公表。アフリカ東部のマダガスカルに生息するキツネザルなどが選ばれた。生態系保全の世界目標「愛知目標」には「絶滅危惧種の絶滅・減少の防止」も盛り込まれており、自然保護団体などが各国に取り組みを呼びかけている。