危険な猛禽

オスプレイ、軽度事故も多発 米海兵隊の全機種平均超す
 (www.asahi.com 2012年8月9日12時33分)
 
 米海兵隊は8日、沖縄への配備が予定される米軍の新型輸送機オスプレイMV22が、2001年から今年7月までに計40件の事故を起こしたと明らかにした。重大事故に分類されない事故の発生率は、海兵隊が運用する全機種の平均よりも高くなっている。
 
 海兵隊は事故を深刻度別に3段階に分類している。公表されたデータによると、01年10月〜今年7月の期間では、死者が出たり、200万ドル以上の損害が出たりした「クラスA」は4件、重い後遺症が残る負傷者か50万ドル以上の損害が出た「クラスB」は9件、軽傷者か5万〜50万ドル未満の損害が出た「クラスC」は27件だった。
 
 事故発生率の指標である10万飛行時間あたりの事故件数は、「クラスB」で2.85件で海兵隊が運用する9機種平均の2.07件よりも多い。「クラスC」も10.46件で、全機種平均の4.58件を大きく上回っている。