自主自立、公平公正なNHK

NHKに苦情など400件 大半が数土氏の東電兼職批判 (www.asahi.com 2012年5月23日21時7分)
 
 数土文夫・NHK経営委員長が東京電力社外取締役に内定していることについて、内定の報道が出た12日から23日午後1時までに、東京・渋谷のNHKや全国各地の放送局などに、電話やメールなどで約400件の苦情や意見が寄せられた。NHKが23日に公表した。大半が兼職への批判で、受信料不払いへの言及も60件ほどあったという。
 
 NHKの石田研一放送総局長は同日の定例会見で「委員長自身、他の委員の意見を踏まえて最終判断するとしており、見守っていく」と述べ、兼職の是非について明言を避けた。仮に兼職した場合でも、「(番組作りは)自主自立、公平公正でやることに変わりはない」と強調した。
 
 
東電社外取締役に数土NHK経営委員長ら 社外は6人に (www.asahi.com 2012年5月14日14時38分)
 
 東京電力は14日、社外取締役に元JFEホールディングス社長でNHK経営委員長の数土文夫氏(71)らを内定したと発表した。11人の取締役のうち東電内部からは4人の取締役が内定し、過半を社外取締役が占めることになった。6月下旬の株主総会で正式に選ぶ。
 
 東電の経営体制は、社外取締役が中心の「委員会設置会社」に移行する。原子力損害賠償支援機構の運営委員長で弁護士の下河辺和彦氏(64)が会長に就く。同機構理事の嶋田隆氏は、会長補佐として執行役も兼ねるため、社外取締役は6人となる。
 
 下河辺氏、数土氏のほか社外取締役は以下の通り。
 
 樫谷隆夫(公認会計士)▽小林喜光(三菱ケミカルホールディングス社長)▽能見公一(産業革新機構社長)▽藤森義明住生活グループ社長)