ゾウのいる風景

火星にゾウの姿 固まった溶岩流、米探査衛星が「捕獲」 (www.asahi.com 2012年4月12日19時31分)
 
 火星でゾウのように見える地形の写真を、米航空宇宙局(NASA)とアリゾナ大学の研究チームが公開した。トレードマークの鼻やつぶらな目がはっきりと確認できる。米国の火星探査衛星がとらえた。
 
 アリゾナ大によると、「ゾウ」が見つかったのは、溶岩流が多く観察されるエリシウム平原と呼ばれる場所。月にウサギが見えるのと同じ仕組みだ。ウサギは肉眼で見えるが、火星は月より100倍以上遠いため見ることができない。
 
 溶岩が数年から数十年かけて、ゾウでも歩いて逃げられるくらいゆっくりと流れて冷えて固まった。アリゾナ大はホームページで、「このゾウは逃げ切れるほど足が速くなかったのだろう」としている。