最終段階?

北朝鮮、ミサイル本体設置完了 核実験強行の可能性も (www.asahi.com 2012年4月8日21時6分)
 
 北朝鮮が「衛星」を打ち上げるとして平安北道(ピョンアンプクト)・東倉里(トンチャンリ)の「西海衛星発射場」で進めているミサイルの本体の設置作業が8日、完了したことがわかった。韓国の情報関係筋が明らかにした。液体燃料の注入に数日かかるとされ、9日に始めれば、早ければ12日から発射が可能になるとしている。
 
 また、関係筋によると、北朝鮮が過去2回の核実験を行った北東部の咸鏡北道(ハムギョンブクト)・豊渓里(プンゲリ)で新たな地下坑道の掘削工事を進めており、最終段階にある。ミサイル発射後、米国の出方次第では、3度目の核実験を強行する可能性を示唆した動きとみられる。
 
 衛星写真を分析したところ、3月ごろから坑道の入り口に急に土砂が積まれ始めた。
 2月に発表された米朝合意では、北朝鮮が核実験などとともに長距離弾道ミサイルの発射も一時停止することが盛り込まれた。しかし、北朝鮮は「人工衛星の打ち上げは合意に反しない」と主張。今月12〜16日に打ち上げると予告している。
 
 北朝鮮外務省の報道官は3月23日、「我々の自主的、合法的な権利を奪うなら、対応措置を取らざるを得なくなる」との談話を発表し、核実験の実施を示唆している。