脅威の所在

イスラエル、ガザ空爆停止 停戦合意の模様 (www.asahi.com 2012年3月13日23時41分)
 
 イスラエル軍は13日未明、パレスチナ自治区ガザへの空爆を停止した。エジプトの仲介により、ガザの武装勢力との間で停戦に合意した模様だ。AP通信が伝えた。
 
 イスラエル軍は9日から4日間で計26回、ガザ南部の密輸トンネルやガザ北部の武器貯蔵施設などを空爆し、武装組織民衆抵抗委員会の幹部や市民を含む25人が死亡、約90人が負傷した。
 
 一方、イスラム聖戦を中心とするガザの武装勢力は、イスラエル南部へ向けロケット弾300発以上を発射したが、イスラエル側の負傷者は数人程度。イスラエル軍が配備した迎撃システムの精度が向上したためとみられる。
 
 核開発を進めるイランに対し、単独攻撃も辞さない構えを見せるイスラエルは、イランの支援を受けるハマスイスラム聖戦などガザの武装勢力の動きを警戒している。イスラエルのネタニヤフ首相は12日、「イスラム聖戦などテロリストの攻撃は、核武装したイランが背後にいれば多大な脅威となり得る。世界はイランの脅威の前に団結しなければならない」と述べた。