偉大なる女王

エリザベス英女王、即位60年 祝賀式典は6月に (www.asahi.com 2012年2月6日20時50分)
 
 英国のエリザベス女王(85)が6日、即位60年を迎えた。勤勉な女王は多くの国民に慕われており、戴冠式があった6月に盛大な祝賀式典が開かれる。
 
 女王は1952年2月6日、父ジョージ6世の死去をうけ、25歳の若さで即位した。英君主としては最高齢で、在位期間は19世紀に君臨したビクトリア女王(約63年7カ月)に次いで長い。
 
 チャールズ皇太子の前妻ダイアナ元妃が97年に事故死した際には、王室の冷たい対応が批判され、王制廃止論すら叫ばれた。だが、王室の近代化を進め、高齢ながら精力的に公務をこなす姿が尊敬を集め、昨春の世論調査では約8割が女王に好感を抱いていた。キャメロン首相は声明で「常に献身的で決然としている。(英国の)知恵と継続性の源だ」と称賛した。