沈黙

法王「沈黙を大切に」 検索サイトやSNS依存に警鐘 (www.asahi.com 2012年1月31日20時1分)
 
 インターネットで答えを探したり、自ら発信したりするばかりでなく、より深く理解し合うために「沈黙」を大切にしよう――。ローマ法王ベネディクト16世が、安易に答えを求める現代の風潮をいさめ、黙考の大切さを説いた。
 
 「世界コミュニケーションの日」に向けたメッセージ。法王は「答えを探す多くの人」が検索エンジンソーシャル・ネットワークを多用していることを指摘。「途切れることのない問いは、人々の落ち着かなさを表している。うわべだけの意見交換では人々は安らげない」とくぎを刺した。
 
 その上で「神は沈黙の中で語られる」「愛し合っている者同士は、黙っていても顔の表情やしぐさで互いを理解できる」と、言葉を介さないコミュニケーションの大切さを説いた。