台湾総統選 馬英九氏が再選

台湾総統選、馬英九氏が再選 対中改善に支持集まる (www.asahi.com 2012年1月14日22時32分)
 
 台湾総統選は14日投開票され、国民党の現職、馬英九(マー・インチウ)総統(61)が最大野党・民進党蔡英文(ツァイ・インウェン)主席(55)、親民党の宋楚瑜(ソン・チューユイ)主席(69)を退け、再選を果たした。経済を中心に中国との関係改善を進めた馬氏の実績が認められた形で、2期目もこの方針を継続する見通しだ。
 
 馬総統は同日午後8時(日本時間同9時)すぎ、台北市内の国民党本部前で「我々は勝った。これは私個人の勝利でなく台湾人民の勝利だ」と宣言した。蔡氏は同日夜、選挙結果を受け、党主席辞任を表明した。
 
 中国は馬総統の再選を歓迎するとみられる。ただ、台湾統一をにらんで、経済面だけでなく軍事、政治面での対話を求め、2期目の馬政権に対して圧力をかけてくる可能性がある。