南スーダンへ

南スーダンPKO派遣を正式決定 野田政権、年明けにも (www.asahi.com 2011年11月1日15時1分)
 
 野田政権は1日午前の閣議で、7月に独立した南スーダンの国連平和維持活動(PKO)へ陸上自衛隊の施設部隊を派遣する方針を正式に決めた。これを受けて一川保夫防衛相は午後、政務三役や幹部、各幕僚長らと防衛会議を開き、派遣準備を自衛隊幹部に指示した。年明けから部隊派遣を始め、首都ジュバで道路整備などにあたる。
 
 閣議藤村修官房長官が派遣準備の方針を表明、了承された。一川防衛相は閣議後会見で「国際社会で日本がしっかり役割を担っている印象を与えることが大事だ。南スーダンの国づくりに貢献する」と語った。日本のPKO参加は今回で10例目となる。うち自衛隊を部隊単位で派遣したのはカンボジアモザンビークゴラン高原東ティモール、ハイチに次いで6例目。
 
 政権は月内にも部隊派遣の実施計画を閣議決定する。陸自の中央即応連隊で構成された第1陣約200人が来年1月以降にジュバに派遣され、宿営地や活動拠点づくりを担う。その後、施設部隊を中心とした本隊約300人を派遣し、ナイル川沿いの港整備や道路敷設にあたる予定だ。