ジェノサイドの記憶

ムラジッチ被告、オランダに移送 ボスニア紛争「戦犯」 (www.asahi.com 2011年6月1日10時12分)
 
 ボスニア紛争の「大物戦犯」で、セルビアで5月26日に拘束されたラトコ・ムラジッチ被告(69)が同31日、国連旧ユーゴスラビア国際法廷(オランダ・ハーグ)に移送された。
 
 同法廷の報道官は「ムラジッチ被告は医師の検査を受けた後、速やかに出廷することになる」と述べた。
 
 セルビア人勢力の軍司令官だった被告は1995年、7千人以上のモスレム人が殺害された「スレブレニツァの虐殺」などを指揮したとして、同法廷から集団殺害などの罪で起訴された後、逃亡。今年5月26日にセルビア北部で拘束され、弁護側は健康不安を理由に移送の延期を求めていたが、認められなかった。