更なる警戒を

 大震災から二晩が過ぎ、爪痕の甚大さが明らかになりつつある。週明け以降は(もちろん現在でも行われているが)各地からの本格的な復興援助活動、ボランティアの現地入りが続くだろう。一方で、気象庁によれば、19日いっぱいまでにM7級(最大震度6強)の余震が起こる可能性が70〜50%あることが発表された。更なる警戒が必要だ。

東日本大震災はM9.0 M7級の余震、発生確率70% (www.asahi.com 2011年3月13日17時11分)
 
 気象庁は13日、東日本大震災地震の規模を示すマグニチュード(M)が、詳しい解析の結果、9.0だったと発表した。これまでは8.8としていた。また、16日午前までにM7.0以上の余震が起きる確率が極めて高いことを明らかにし、今後も最大で震度6強程度の揺れと、津波への警戒を呼びかけた。
 
 Mが0.2大きくなると地震のエネルギーは2倍になる。今回のエネルギーは1923年の関東大震災の約45倍、95年の阪神大震災の約1450倍。
 
 1900年以降に起きた地震では、60年のチリ地震(M9.5)、64年のアラスカ地震(M9.2)、2004年のスマトラ沖地震(M9.1)に次ぎ、1952年のカムチャツカ地震(M9.0)と並ぶ第4位の規模になる。
 
 気象庁によると、今回の地震は1923年以降にプレート境界で発生した地震のなかで、M5.0以上の余震の回数が最も多いとし、13日午前から3日以内にM7以上の地震が起きる可能性は70%。16日午前から3日以内では50%と予想している。