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米旅客機で爆破テロ未遂 容疑者、アルカイダと関係か (www.asahi.com 2009年12月26日12時45分)
 
 25日正午前(日本時間26日未明)、米デトロイト上空を飛行中のオランダ・アムステルダムデトロイト行きのノースウエスト航空253便(乗客278人)機内で、乗客の一人が爆発物に着火した。爆発は起きず、容疑者は取り押さえられたが、乗客数人が負傷した。同便はデトロイト空港に着陸した。
 米連邦捜査局FBI)など司法当局は、クリスマスの日を狙った爆破テロ未遂と判断し捜査を始めた。事件は、ハワイで休養中のオバマ大統領に報告され、オバマ氏は安全対策の強化を指示した。
 
 米メディアなどによると、拘束された容疑者はナイジェリア国籍の男性(23)。ロンドンの大学で工学を履修している学生という。容疑者は、着陸予定時刻の20分ほど前、飛行機がデトロイト上空で降下を始めた際に自席で爆発物に火をつけた。炎と煙が上がり、周囲の乗客が容疑者に飛びかかり、乗員とともに取り押さえた。容疑者はやけどを負い、着陸後、空港近くの病院に搬送された。
 容疑者はナイジェリアのラゴスを24日にたってアムステルダムに入り、25日に253便に搭乗した。米国入りの査証は持っていたが、帰路の航空券は持っていなかった。
 
 取り調べに対し、容疑者は国際テロ組織アルカイダとの関係をほのめかす供述をしているという。CNNは、容疑者が、イエメンで爆発物と犯行指示書を受け取ったと伝えた。
 
 米政府作成の「搭乗禁止者」リストには名前が記載されていなかったものの、情報機関のデータベースには記載があるという。
(後略)