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カダフィ大佐、衛星通じ学生に持論 明大で対話集会 (www.asahi.com 2009年12月15日22時8分)
 
 リビアの最高指導者カダフィ大佐と明治大などの学生が15日、衛星回線を通じた対話集会に臨んだ。カダフィ氏は「これまで日本人を困らせたくないので、話すことを避けてきた」と前置きし、「原爆を落とした米国に日本人がなぜ好意を持てるのか理解できない」と持論を繰り広げた。
 明治大軍縮平和研究所が主催し、学生ら約730人が参加。都内の会場とトリポリを衛星回線でつなぎ、カダフィ氏が執務室から講演した後、学生の質疑に答えた。
 
 講演では「欧米諸国と違い、日本はアフリカ大陸で植民地政策や侵略行為をしなかった」と評価する一方、「国連で日本は米国に追随してばかり。もっと自由な意思を持たないといけない」とも語った。
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 カダフィ氏は1969年の王制打倒クーデター以後、独裁的な統治を続ける。今年9月に国連で演説したが、約15分間という予定を無視して1時間36分にわたり安保理批判などを繰り広げるなど、ユニークな言動で国際社会の注目を浴びている。
 

 夕方、明治大学アカデミーホールにて、リビア最高指導者でアフリカ連合議長のカダフィー氏と明大学生との「サテライト対話集会」を見る。「2発の原爆を落とされた日本がなぜアメリカと同盟関係を結べるのか」「ヨーロッパもアフリカも東南アジアも地域連合が進む中、日本の行方が見えない」など、深海の底から響いてくるような迫力ある声で発せられるカリスマのメッセージは強烈で印象的だ。白書「ISRATINE」を受け取る。