政権交代へ

民主・鳩山代表が「国民の皆さんに感謝」 (www.asahi.com 2009年8月30日22時0分)
 
 民主党鳩山代表が30日午後9時40分すぎの共同会見で国民に感謝。「今までの状況を大変感謝している。国民のみなさんが今の政治、特に政権与党に対して大変な憤りを持っていると。政治を変えなければならないという大きな思いを私たちは感じて、政権交代選挙だと銘打って戦ってきた。その思いが、かなり結実しそうな状況になってきたことに対して、国民の皆さん方の大変な励ましに対して、感謝申し上げたい」と述べた。
 

 午後8時、総選挙の投票締切と同時に、マスコミ各社が出口調査の結果を一斉に発表。民主の獲得議席300超を伝えた。同8時20分頃には、自民党菅義偉選対副委員長がテレビで「歴史的な大敗北」を認める発言。9時40分過ぎには、民主党鳩山代表が共同会見で「国民の皆さん方の大変な励ましに対して、感謝申し上げたい」と述べた。
 
 午後10時現在、民主単独で絶対安定多数となる議席269を確保。関心は「自公対民主」から「民主対官僚」というリアルな“政治手腕”の実際に移っている。官僚丸投げの政治から、政権党が責任を持つ政治家主導の政治へ民主党マニフェスト 5原則の1)――。果たして民主党は政治主導で官僚を動かせるのか。「構造改革」から「霞が関改革」へ、政治構想のダイナミズムとその確度、精度が問われるのはこれからだ。